Spain移住を目指すブログ

5年後にスペインに移住をしたくてヨーロッパを旅しています。旅で出会った素晴らしい景色、食べ物、ホテル、関連する映画などを紹介していきます。

絶対イタリアに行きたくなる映画「ジュリエットからの手紙」のロケ地巡り

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 綺麗な景色にほっこりした気分になるため何度も観ている映画があります。その名は「ジュリエットからの手紙」(Letter to Juliet)。映画にはイタリアのヴェローナの街角やシエナを含むトスカーナ地方の素晴らしい風景が登場します。ストーリー自体は王道の恋愛ムービーで、最後までこうなってほしいという形でストーリーは進んでいくため、単純な私は毎回見終わった後に幸せな気分になる作品です。映画を観るたびにロケ地を訪れたいと思っており、ついにその願いが実現(その割にはかなり駆け足でしたが)しましたので映画と共にレポートしたい思います。

(このブログはネタバレも含みます)

 

映画「ジュリエットからの手紙」のあらすじ

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まずは、あらすじを少し詳細に。登場人物もあわせて綺麗にまとめてあるMovie Walkerからの抜粋(一部割愛)です。

ニューヨーカー誌の調査員ソフィ(アマンダ・セイフライド)は、婚約者ヴィクター(ガエル・ガルシア・ベルナル)とともに旅行でイタリアのヴェローナを訪れる。だが、料理人のヴィクターは、間もなく開店する自分のレストランのための仕入れに夢中。ソフィは彼と別行動を取り、『ロミオとジュリエット』のジュリエットの生家と言われる家を訪れる。そこでは恋の悩みを綴ったジュリエット宛ての手紙が、世界中から年5000通も届いており、 “ジュリエットの秘書”と呼ばれる女性たちが集めた手紙に返事を書いていた。偶然、壁の中に眠っていた50年前の手紙を発見したソフィは、返事を書きたいと申し出る。その手紙の差出人は、クレア(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)という英国の女性。50年前に訪れたイタリアでロレンツォという青年と恋に落ちたが、両親の反対を恐れて1人で帰国してしまったのだ。それから50年、思いがけずにジュリエット(ソフィ)からの手紙を受け取ったクレアは、ロレンツォを探すためにイタリアへやってくる。彼女の想いに感銘を受けたソフィと旅に反対するクレアの孫チャーリー(クリストファー・イーガン)も同行し、3人の旅が始まる。当のロレンツォはなかなか見つからなかったものの、それでも数日間、クレアは旅を楽しむ。3人は語り合いながら絆を深めてゆくが、ロレンツォは見つからないまま、帰国の時が訪れる。そして最終日、ブドウ畑を通りかかったクレアは目を疑う。ジュリエットからの手紙を信じてイタリアを訪れた彼女が、最後に見つけたものとは……。

  

映画「ジュリエットからの手紙」の素晴らしいキャスト

この映画の見どころの一つがキャストになります。何度見てもこれ以上にはまり役がいない!と感動してしまいます。 

主人公ソフィーアマンダ・セルフィールド。好奇心が旺盛で責任感がとても強くチャーミングでまっすぐ。この役の彼女は他のどの作品よりも自然体ではまり役だと思います。

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ベテランの女優さんとの息もぴったりでとてもキュートでした

個人的にはソフィーのお相手役チャーリー役のクリストファー・イーガンがとても好きでした。かなり無名ですが。。堅物ではじめはクレアにくってかかってきますが、本当は紳士で家族想いなとても優しいイギリス人(彼自身はオーストラリア人なのだけど)という役とても好演していました。他の作品にあまり出ていないのが残念。劇中で二人が惹かれ合っていくのを毎回ニヤニヤしながらみてます。

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オーストラリア人ながら英国紳士的な雰囲気もぴったり。

 

フィアンセをほったらかしにして、全身全霊でイタリアンレストランの開店準備に情熱的に邁進する、ガエル・ガルシア・ベルナルもとてもはまり役。ハンサムですよね。

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イタリアレストランにこんなシェフいそう!

 

そしてなんといってもクレア演じるヴァネッサ・レッドグレイヴの存在感の大きさ、美しさがこの映画を素晴らしい作品としています。聡明で上品だけど恋愛に対して情熱を秘めたクレアの存在は本当に素敵です。何度見ても飾らずともとても美しいです。

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彼女の美しさは半端ないです。

私生活でもフランコ・ネロとの40年来の恋愛を実らせて結婚したなんて。だからこそ彼が馬に乗って登場して再会するシーンはとってもとっても感動的。 

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以下のリンクはこの映画について全てを書いてくれている本当に素敵なBlogです。ヴァネッサとフランコの素敵な物語についても語ってくれているので、映画を観た後是非読んでみてください。

https://hypertree.blog.so-net.ne.jp/2012-04-20-1

映画「ジュリエットからの手紙」の綺麗なロケ地(イタリア)

こんな素敵な映画の舞台となったヴェローナそしてシエナへ行ってきました。位置関係はこちら。

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「ジュリエットからの手紙」のロケ地 ヴェローナへ 

まず、映画でソフィが婚約者と一緒に訪れ、クレアと孫のチャーリーと出会うきっかけになった場所ヴェローナは、歴史ある街でヴェローナ市として世界遺産に登録されています。アディジェ川沿いの美しい風景がとても印象的でした

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川沿いの景色がとても綺麗でした

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もう一枚!

また、街の中心には旧市街の中心のエルベ広場古代ローマ劇場Teatro Romanoがシンボルのように建っています。

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エルベ広場ではスケートリンクが

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古代ローマ劇場の中です。こんなちゃんと残ってるからすごい

その街にあるのは、ジュリエット宛ての恋愛相談の手紙が送られるジュリエットの家Casa di Giulietta。 

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聞いてはいたものの、人人人でした。これが現実…涙。敷地内に立つジュリエッタ像の右胸に触れると恋が叶うと言われていますが、順番待ちがすごくてもう結婚してるしとあきらめました。

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現実なんてこんなものです。

「ジュリエットからの手紙」のロケ地 シエナへ

そして、映画の中でクレア、チャーリー、ソフィ3人は車でロレンツォ探しの起点とするシエナへ向かいました。

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映画でも景色が綺麗すぎていつか行ってみたいとずっと騒いでいました。

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この景色だけでもお勧めです!

現実でもその景色が本当に素晴らしかったです。旦那さんの運転で幸運なことに同じうな景色を堪能することができました。いつもありがとう。

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綺麗な景色が最高でした

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車を走らせること3時間、シエナへ着きました。ご存知の方も多いと思いますが、世界一美しい広場と称されるカンポ広場を有する都市になります。

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これが世界一のカンポ広場!

世界一と言われると、、、ですが、美しいのは確かです!

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カンポ広場を見下ろすように建つ「マンジャの塔」に登ることが出来るのですが(有料かつエレベーターはありません)、上から眺めるシエナの街、トスカーナの景色は素晴らしかったです。ここはイタリアで二番目に高いらしい。。

 

ちなみに、運転する方に注意なのです!
シエナは道が本当に狭いです。私たちも恐らく進入禁止のところに入ってしまったようです。慌てて出たのですが、帰国後に違反切符のようなものが何度も日本の自宅に届き、届くたびによくわからないまま支払うことになりました。皆さんも気を付けてください。

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道は本当に狭いです。。。

映画の中で3人が拠点のようにして泊まっているホテルが「ボルゴ・スコペート・ルレBorgo Scopeto Relais」というのですが、この旅の期間は閉まっており残念ながら泊まることはできませんでした。そうはいってもと敷地の近くまで行って撮った写真がこちら。

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次は絶対泊まってみたい。。

実は、この映画の監督ゲイリー・ウィニックがこの映画の撮影後に49歳の若さで亡くなってしまったのはとても悲しい限りです。他の作品ももっと見たかった。。。

この映画はゲイリー監督の最後の作品となりましたが、この映画は、恋愛以外でも何か行動を起こすことに遅すぎることはないと勇気をもらいます。皆さんも是非見てみてください。

 

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ほっこりすること間違いなし。