Spain移住を目指すブログ

5年後にスペインに移住をしたくてヨーロッパを旅しています。旅で出会った素晴らしい景色、食べ物、ホテル、関連する映画などを紹介していきます。

ENEKO Tokyo (エネコ東京) 伝統的かつ独創的なバスク料理を肩肘はらずに楽しめるレストラン

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7月に初めてスペイン・バスク&フランス・バスクを訪問するためリサーチをしていますが、折角なので旅の前もしばらくバスクの気分に浸りたいと思っています。ちょうど結婚記念日だったのでレストランを探しておりバスク料理に行こうと決めました。

東京にあるバスク料理としてはENEKO Tokyo (エネコ東京)、アバスク イチャスエタメンディローブリュー(LAUBURU)などの名前が思い浮かびます。その中で、スペインで最年少にてミシュラン三つ星となった「アスルメンディ」のエネコ・アチャ氏の海外2店舗目ENEKO Tokyo (エネコ東京)に行ってきましたので、レポートしたいと思います。

 

ENEKO Tokyo (エネコ東京)訪問の感想

最近テレビなどでもスペイン料理を目にすることが多くなりましたがスタイリッシュで独創的なレストランが多いと感じています。日本人と通じるものがあるのではないかと思っております。スタッフの方にエネコ氏はなぜ日本に出店したかと質問したところ、「とても日本が好きだから」ということでした(もう少し深堀り出来ず反省)。

写真はアスルメンディの公式HPより

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気さくな人柄というエネコ・アチャ氏

エネコ氏は2017年の第67回ベルリン国際映画祭で上映された美食ドキュメンタリー「世界が愛した料理人」の主人公になっています。映画の感想は後程書きたいと思います。

ENEKO Tokyo (エネコ東京)訪問の感想はずばり以下3点です。

  • スタイリッシュでエンターテイメント的な要素があり楽しい
  • 和食のエッセンスが取り入れられているので日本人に親しみやすく楽しい
  • 量が少なめ(私にはちょうど良い)

 では詳細を書かせていただきます。

ENEKO Tokyo (エネコ東京)のディナー

ENEKO Tokyo (エネコ東京)のメニュー

夜のメニューは3種類ありますが、一番安いBIDEAをチョイス。あまり量が食べられないので、まずはこの量でトライです。

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BIDEAのメニュー

グリーンハウスでのアミューズ

スタイリッシュでエンターテイメントという感想を書かせていただきましたが、レストランに入ると植物園のようなスペースがあります。グリーンハウスと書いてありましたね。

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こちらで少し待って順番が来るとウェルカムドリンク(白のチャコリ)とアミューズ3点を3か所でいただきます。

1個目が羊のミルクとハーブをグラスに注いで少し経つと固まります。これがトロトロで美味。

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2個目はメレンゲの中にホワイトアスパラガス

オブラートのミルフィーユ仕立て。f:id:fumisaya41:20190506173352j:plainf:id:fumisaya41:20190506173314j:plain

そう、あのオブラートです。ソースは旦那さんはトマト、私はバジルをチョイス。男性はトマト、女性はバジルを選ぶ方が多いそうです。

 

 とてもかわいいアミューズ「ピクニック」

続いてエレベーターで2階に上がり、テラスと呼ばれるスペースで次のアミューズ。このお店を検索すると必ず出てくるピクニックバスケットに入ったアミューズになります。一個一個とてもかわいいですがスタッフの方がいらっしゃるので写真を慌てて撮りました。

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  • 鰻のブリオッシュ
  • オレングラ(フォアグラをオレンジソースでコーティングしてあるもので濃厚なフォアグラにオレンジの香りがして美味しかった)
  • カイピリーチャ(チャコリ?を閉じ込めたボンボンで中から爽快なジュースが飛び出してきます)

面倒だから早く座らせてという方もいらっしゃるとは思うのですが、個人的にはアトラクション感満載で楽しかったです。二度目は席でもいいかもですが。

メインダイニングへ

ようやくメインダイニングに通されるとスタッフの皆さんが「Ora!」って声をかけてくれます。

ワイン一杯目はCavaをチョイス。

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楽しく美味しい有機卵とトリュフ

当店スペシャリテの有機卵とトリュフを別途注文。卵黄とトリュフが別々に運ばれてきてました。スタッフの方が注射器で黄身を抜き取り、トリュフソースと混ぜて卵の中に戻すというパフォーマンスを見ることができます。

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完成系がこれ。

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このトリュフ卵についてはフードライター北村美香さんがコメントしています。

https://www.tjapan.jp/food/17198216

まずトリュフについてのコメント。贅沢ながらトリュフ大好きなので同感です。

黒いダイヤモンドと呼ばれるトリュフ。かの美食家、ブリア・サヴァランが媚薬としての効能を誉め称えたことでも知られる。怪しい魅力に満ちた深い風味は、何度も食べたくなる中毒性がある(と私は思っている)。

卵黄の濃厚な味わいにトリュフのかおりとだし?のような味わいが広がってとてもおいしかったです。

北村美香さんのコメントをもう一つ。やっぱりフードライターの方の表現て素敵。

トリュフと卵は定番の組み合わせ。古くから愛されてきたペアリングを小さな卵黄に凝縮して、ワンスプーンで食べさせるなんて。

前菜は二種類

前菜は、「小海老、野菜のジュレ、トマトのグラニテ」と「ビーツのタルタル」の二種類。

「小海老」はエビの香りが濃厚でとても美味しかった。

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「ビーツのタルタル」は彩は綺麗ですが個人的にはあまり感動はありませんでした。グリーンのソースは好き。

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赤ワインはファウスティーノ 1 グラン・レゼルヴァ2008

7月にはマルケス・デ・リスカルのワイナリーに行くので、今回はそれ以外のワインということでファウスティーノ 1 グラン・レゼルヴァをチョイス。果実味が濃厚でお肉と合いました。スペインでマルケスのワインと比較したいと思います。

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牛ヒレが最高に美味しかったメイン

メインは旦那さんは「仔羊」、私は「牛ヒレ」をチョイスしました。牛ヒレ、こんな風に持ってきてくれます。香りが最高です。

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牛ヒレ、柔らかくて美味しかったです。

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旦那さんは仔羊は脂が多すぎて少し苦手だったみたいです。大人しく牛ヒレにすればよかったのに。

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デザートの一品目でお祝いしていただきました

デザートの一品目は「ローズマリー クロカンテ はちみつ」。事前に結婚記念日とお伝えしていたらプレートにお祝いの文字が。嬉しいですよね。

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デザートの2品目はプチフール5種類です。宝石箱のようなボックスに入れて持ってきてくれます。

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見た目がかわいくて食べるのが勿体ない感じでしたがもちろん完食です。ユズのゼリーが濃厚で美味しかったです。内容はバジルとヨーグルトのロリポップ、ユズのゼリー、チョコレートのヌーベ、フランボワーズとミントのマカロン、抹茶のボンボンでした。

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最後に素敵なサプライズ

ダイニングではお食事のサーブはいろんなスタッフの方が入れ替わりで来てくださいます。その中でチリ生まれの日本人のスタッフの方がフレンドリーに接客してくださりとても楽しみました。7月にバスクに行くとお伝えすると、「ビルバオ街歩きガイドBOOK」という本をくださいました!

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たくさんの情報が載っていてうれしい!ありがとうございます!

また、最後に磯島仁シェフも出てきてくださったのでご挨拶と記念撮影ができました!人柄が顔からにじみ出ていてそんなことでもまた来たくなりました。

 

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それにしてもメインダイニングまでの贅沢な空間の使い方には脱帽です。西麻布の土地でこんな贅沢に空間を使っていてすごい。

また、個人的な感想としては人は選ぶけれどビジネスディナーで使えそう(個室は別途10,800円)と思いました。ビジネスディナーの場合は、個室にてアミューズの提供などいろいろと相談も可能ということです。

結婚記念日を美味しく楽しい場所でお祝い出来てよかったです。あっという間に時間がすぎてしまいました。

7月の予約したレストランの中には入っていませんが、アスルメンディではどのようなエンターテイメントを提供しているのか気になるところです。行ってみようかな。

Eneko Tokyo
住所: 東京都港区西麻布3-16-28 TOKI-ON西麻布

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 六本木駅から徒歩約10分歩くと西麻布の住宅街の中に素敵な建物が現れます。